1/03/2024

2024/1/3

長い道のりを歩いた後に、ある喫茶店に辿り着いた。一軒家を改装したような外観で、中に通されると、店というよりどちらかと言えば一般的な民家のように見えた。というのも、喫茶できるスペースはリビングにあたる部屋で、大きな木のテーブルと椅子は、家具店でよく見かけるごくありふれたデザインのものだったからだ。顔の見えない店主から、2階に上がる階段の中ほどに喫煙できる場所がある、と言われた。自分以外にすでに客がいたらしく、夜になると全員がおのずからリビングの喫茶室に集まった。客は自分を含めて7~8人いた。周りの話に耳を傾けていると、気が付けば客は自分一人になっていた。昼に喫煙室の話をした店主もいなくなっていた。