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8/09/2026

17.

無温の三月
列車の行先に
聳えた夕日は
まばゆくも暗く
出会うべきものに
別れを告げよと
予言は影に溶け
声なく誓う

貴方は自由人ではなく
自由に魂を売った
その名と貴方自身が
自由そのものなのだ

明滅する光明
烈しくも優しき太陽へ
あこがれは死せず
希望を語ろうとも
かつての亡霊が
忘れたとは言わせぬと
気まぐれに目を覚ましては
私に呪詛を浴びせる

墜落を知りながら飛び立ち
羽根を失ったのは
貴方ではない
私こそが墜ちた者だったのだ

はじまりの夜明け
陽光が照らす
地平線の先は
待ちわびた静けさ
今もなお想う旅路を
また歩き出す時だと
いつも傍に在った
その声で私を呼ぶ

私は私のために
理へ魂を売った
永遠の詩人は
言葉そのものとなったのだ