マルティル・サンセル
(移動先: ...)
HOME
▼
9/10/2026
エスフォル 序
›
私たちは炎になった 最後の火を灯し 掲げ 無限の時を旅し すべての幻想を払え そして遍く天へ広がり 自在に駆けよ *** このような光景を見た 長い 長い 精神の戦いの旅路を歩んだ 一人のさすらい人が 最後にして最初の到達点に辿り着いた それは来るべき朝、春の訪れだった 朦朧と...
8/13/2026
18.
›
自由! 自由! すべての制約の破壊! 規律、習慣、常識、論理、 それらを超えた先の「空」! 何を悲しむことがある? 何を憤ることがある? 彼らは見たことがなかったではないか、 彼らは見ようとしなかったではないか! それは私のあこがれだ、 天よりも高いところ、彼方の水平線が 最初に...
8/09/2026
17.
›
無温の三月 列車の行先に 聳えた夕日は まばゆくも暗く 出会うべきものに 別れを告げよと 予言は影に溶け 声なく誓う 貴方は自由人ではなく 自由に魂を売った その名と貴方自身が 自由そのものなのだ 明滅する光明 烈しくも優しき太陽へ あこがれは死せず 希望を語ろうとも かつての亡...
5/10/2026
〈断〉4:「K」
›
永い時を放浪した者は、終着点の〈祭壇〉に辿り着き、最後(あるいは最初)の炎を灯す。煙は昇り、〈王国〉の全景を映し出す。神々の住まう山脈、七つの夜明け、遊ぶように駆けてゆく星々と天使たち……それらは〈王国〉そのものだ。それぞれの事象でありながら、また同時にすべてでもある。映し出され...
自動投稿テスト
›
成功! Apps Scriptから投稿しました。
1/10/2026
16.
›
賛美、泡沫のような賛美が 魅入る者たちの顔を映し出し 御伽話は飽和した 親しき登場人物の名や生き様を記すべく 胸の内に 僅かに 残っていたはずの彼らの声は 雑踏に搔き消された 目も眩むほどの光に照らされた宝を 見せびらかさずにはいられなくなり なけなしの財をはたいて作られた祭...
12/31/2025
〈断〉3
›
読みかけていた本のページを久しぶりに開き、続きを読む。絢爛豪華な舞台の中央で、私はいつの間にか眠りに誘われる。 目が覚めた。大分長い間眠ってしまったように思われた。いつも使っている机、その上にはコーヒー、水、蝋燭、ノート、紙片、インク、万年筆、ポストカードが眠る前と全く同じ場所に...
10/06/2025
15.
›
荒波に火を灯せ 静寂に満ちる花の馨り 流れ去る煙は廻り 触れた声は散り散りになって砕けた 風よ、言の葉よ 天を衝く幻の山々よ 語られぬ遠き道よ 万華鏡の歌よ
7/30/2025
〈断〉2
›
崇めるだけが本当に正しい方法なのだろうか? 遠くにあるそれが何なのか、もっとよく見なければならない……。声が聞こえるようだ。 「今回も、やるべきことをやり遂げるのだ。そうだろう?」黒い外套が風にたなびき重く揺れる。どこかを見つめているようなかの者は、実はもう一人と目を合わせてい...
6/30/2025
〈断〉1
›
2025年某日朝4時半、窓の外で鳥が鳴き始めた頃、何やらわからないものに突き動かされたように目覚め、机上のランプひとつを頼りに思いつく限りの事々を書き記す。語るべきものを全て記すにはあまりに多く、語りつくしたと宣言するにはあまりに早い。精神の牢獄、繰り返した過去、あらゆる時を超え...
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示