7/28/2024

1.

私は窓の向こう側を見つめていたが
とうとう日は昇らなかった
霧に溶ける祈りもつかの間
監視者の足音がこだまする
過ぎ去った時の記憶は
埃を払うことすら厭われて
何度も戻った
気紛れな呼び声

翼を折られた者の終の住処
偽物の星空は黄ばんだ空に浮かぶ
穏やかに流れる河
光り輝く夜の煌き
彼方の楽園
夢の朝
飽くことなく手を掻き毟り
ドアベルは鳴り止まない
この曲はすでに聴いた
何年も前から聴こえるから

美味しい水を一杯いかが
透明に色づけされた水を
食卓は蝋燭で明るく彩られて
蝋は他ならぬ自分自身
賞賛のマッチはなかなか火が付かない
ここはどうにも空気が湿っている
ありったけに着飾り宝石を身にまとう
ところで、その宝石はもう捨てるのか?