7/28/2024

2.

水面の王国は未だ遠く
獣道は映らない
戻ることは叶わず
声は消える
それはあまりに眩く
開かれた一本道
理想はなおもここに
荒れ野で一人 声は高らかに

夜空に浮かぶ星を頼りに
わたしは随分と歩いた
やがて静まり返った朝の空に
雷がひとつ落ちるのを見た
胸に抱くは一本の剣
わたしは鏡を砕く
踊るように闊歩し
高らかに歌う

それはいつか見た夕暮れ
すべて見届けた高架線の終着点
隔てる境界の虹
さあ、夜明け前は彼方に!
果ての地にわたしは杭を打ち込んだ
杭に縄を巻き付け どこへともなく旅立った
掲げるは銀の鎖
陽光を受けて黄金に輝く