幾年の誓い
狂気の踊り
小高い丘の上には
固く荒れた土の跡
昔日の要塞
消えた夜の星
二十四年前の祝福と呪いは
今もなお光の裏側に
虹が道行を惑わせて
家はたちまち戸を閉じる
舟はまっすぐに走り
日はとうに沈んでいた
孤独の王の大願
知られざる炎
世界の気高き鍵で
開くことはなかったか?
存在の恐れ
乖離の衝動
寄る辺なき明日
記されぬ今日
波間を行く彗星を求めて
もう一度航海を
置き手紙は一人へ
作りものの薔薇を添えて
緋色の鳥
錆びることのない切先
かき消された境界
秘密の歌
はや光年の都
果ての岸辺
漂白の末にかの言葉は
再び我が元へ
海蛇の住処に眠り
目を覚ました
しかと聴こえるだろう
語りつづけるのならば